補聴器は片耳?両耳?

2017/05/08
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始めての補聴器相談で補聴器は片耳だけしたいと言われる方がいらっしゃいます。周りの人は片耳だけしているからとか、片耳だけで十分だと言われる人もいらっしゃいます。

聞こえの状態は十人十色ですが、一般的に加齢による難聴の場合には両耳装用していただくのがお勧めです。(当店では聞こえの状態により個別にアドバイスいたします。)

人間の聞こえは基本的に2つの耳を使用して作られています。右耳、左耳からそれぞれ入った音情報は、右脳、左脳それぞれの聴覚皮質(聴覚野)に入り処理して、音や言葉として理解、記憶されています。片耳装用の場合には片方の聴覚皮質にしか音情報が十分に入りませんので、聞こえに不満や不具合があることが多いのです。

 

両耳装用の良い点

 

・雑音の中での聴き取りが良くなります。
・音の方向がわかりやすくなります。
・片耳装用と比べ補聴器の音を小さくすることが出来ます。
・ステレオの聞こえになるため、音質が良く感じられます。
・会話が理解し易くなります。

最新の補聴器では、左右の補聴器で通信を行い、音の環境に応じて聞こえの状態を最適化する機種も発売されています。

 

両耳装用の悪い点

 

・2台分の価格になる場合があり、負担が大きくなることです。
・最初、両耳することによる、閉塞感や違和感が大きく感じます。

 

「聴力の廃用性」の予防

 

欧米では補聴器の両耳装用が基本です。日本では昔、補聴器は片耳で十分という悪い常識があり、それを引きずっているのかもしれません。
身体のある部分を使う事を止めると、その部分が弱り、機能の萎縮が起こるのに長い時間がかからないことが知られています。聴覚機能についても同じことが起こり、これを「聴覚の廃用性」と言います。片耳のみ装用して片耳を装用しないことよって、装用しない耳の聴覚機能が衰えてしまう場合があります。補聴器を両耳装用することは聴覚機能全体に、適切な刺激を与えることになるため、「聴覚の廃用性」の予防に繋がります。

繰り返しますが、聞こえの状態は人それぞれで、両耳装用が有効でない場合もございますので、補聴器専門店でよく相談、体験を行い決定して頂くことをお勧めします。

 

☆補聴器の相談、体験がご自宅で可能です☆

【補聴器専門店 イヤサポート静岡葵】
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