雑音について

2017/05/17

今回は雑音について考えてみたいと思います。
始めて補聴器を装用するお客様が訴えることに、「この補聴器を付けると雑音ばかりする。
雑音を無くしてほしい。」と言われることがあります。

話をよく聞くと、補聴器を付けると今まで聞こえにくかった、
又聞こえなかった音が沢山入ってきて疲れてしまうようです。
その音が理解できない、その人にとって不要な音であるとそれを雑音と表現するようです。

補聴器は高機能になるほど、雑音と音声、音楽の選別が優れているので、同じような音の設定でも
雑音が小さくなるということは前回のコラムでも書きました。
周囲の音の環境を判断しながら雑音と音声、音楽等を分ける機能が各メーカーが一番力を入れて開発している所になります。

難聴がすすんでくると、騒がしいところでの言葉を聴き取る能力が衰えてきますので、
ただ単に音を大きくするだけではなく、補聴器が音を増幅する時点で不要と思われる音
をなるべく小さくし、重要と思われる言葉や音楽をなるべく大きくするような機能が必要です。
昔の補聴器はこの機能が無かったり、ついていても簡単な物だったりするので雑音に慣れず、
補聴器を使う事を諦めてしまう方が多かったと考えます。

雑音とはなんでしょうか?その人にとって現在の心理状態で不要な音を雑音と
表現するのかもしれません。
例えば、お祭りの雑踏がお祭りを楽しみにしていた人にとっては心地良い音に感じるけれど、
住宅街で勉強している子供にとっては、うるさく煩わしく感じるのではないかと思います。
また、演歌が年配の人にとっては癒しになるけれど、若い人にとっては古臭い聞きたくない音に
感じられたり、逆にロックミュージックが好きな人にとっては気分を高揚させるけれど、
嫌いな人にとっては雑音にしか聞こえなかったりするのかもしれません。



この様に同じ音でも受け取る人にとって有益な音、不要な音が分かれてくるので、
機械がその人の心理状態まで考えて自動的に音を選別できるのかというと、
現時点では難しいと思います。
ただ、補聴器のリモコンやプログラムスイッチによってご自身が望む音の設定や音量、
音質に変更する事は可能になってきていますので、補聴器技能者に相談することをお勧めします。

 

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